昭和28年の地図を片手に

読者記者Iさんの取材です。8月発行号で好評だった「65年商店を探せ」企画。その続編として、11月・12月号では佃エリアで昭和28年以前から続くお店をご紹介します。

向かったのは、住吉神社のある佃一丁目。ご一緒していただいたのは、佃在住35年のKさんです。

佃小橋を渡ってすぐ右に見える「日の出湯」は当時の地図に掲載されています。ちなみに、日の出湯の上にある「大栄マンション」は、映画『3月のライオン』にも出ているとか。その先、左側にある「花平」も65年商店です。残念ながら、花平の向かいにあった「喫茶かどや」は民家になっていましたが、地元の方の記憶では大工兼もんじゃ屋だったとのこと。もんじゃと言っても、子供たちがおやつとして食べたものなので、駄菓子屋に近かったのかもしれません。

さらに進んだ右手の「山本商店」は「山本菓子店」、「佃屋酒店」は「大塚酒店」と、地図上に記載されています。若干店名は異なりますが、どちらも65年商店と言えますね。

その先、隅田川近くに佇むのは、「御三家」と呼ばれる佃煮店。「丸久」「天安」は昭和28年前から同じ店名でしたが、現在の「佃源田中屋」は「佃煮源」となっています。「田中」が店名に追加されたのにはドラマがあったのかしら、などと思いを馳せつつ佃一丁目の探索は終了。普段何気なく歩いている場所も、昔の商工地図を持つだけで新しい発見がありました。次回は佃二丁目を紹介させていただきます。

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