知の宝庫 中央区京橋図書館・地域資料室で調べました

  • 2017/1/1

フジマートの土地は三和銀行月島支店だった
連載している「街のナニコレ?」ですが回答が読者から送られることが多いのです。佃リバーシティの「大きな宇宙船?」は著名な建築家伊東豊雄さんの「風の卵」という作品だったと教えてくださったのは、三井住友建設の社員の方でした。
何回か取り上げている月島一丁目「フジマート」の看板「いちかわ」も「もんじゃ近どう」様からの情報で「昔市川鉄工所があの辺りにあった」とのこと。それを裏付ける「市」に見える謎の刻印の石も発見しました。
地域のコミュニティー紙として32号を続ける編集部とすればとことん調査をするのが役目です。
月島図書館に行って昔の住宅地図を探してみました。38年前の昭和54年地図にはフジマートも月島一丁目住宅もあります。それ以前は…
地域資料室には
昭和28・38・45年などの地図がありました
月島図書館で30年前までのフジマートは確認出来たのですが、それ以前は京橋図書館地下の「地域資料室」にありました。昔の資料だけでなく、実は天空新聞の創刊号から最新号までのバックナンバーも資料室に保管されています。読者記者の「築地の若旦那」と地域資料室の松本さんに手伝っていただきながら捜索開始です。
住宅地図で有名な「ゼンリン」が発行する前の昭和48年以前の商工(商店など)地図も保管され閲覧も可能です。
昭和28年商工地図 あのフジマートの場所は三和銀行月島支店になっています。そして市川鉄工所は現在の喫茶店ライフの場所にあります。近どうさんの勘違いでしょうか?
月島区民センターも月島第三小学校となっています。あの場所は月島第一小学校だったと聞いていましたが、月三小の沿革を見ますと当時の校舎は米軍に接収されていて昭和29年3月まで月一小と一緒だったようです。
西仲通りには今でも看板のある「井本商店」「花長」「池本酒店」「相田書店」の記載があります。もんじゃ店は見当たりません。たくさんの商店が軒を並べています。
住宅地図は街の歴史と生活がわかる
商工・住宅地図を見ていると昭和の時代にこの街で生き生きと過ごしていた住民の息遣いが聞こえてきます。西仲通りには七島会館があります。伊豆七島の方が東京に出てきたときの宿泊所と聞いています。その奥には月島演芸場・月島映画館があります。
昭和38年住宅地図で市川鉄工を見つけました
「勘違いでは」とは失礼しました。あのフジマートの場所に確かに昭和38年には市川鉄工用地と本社が記載されていました。 さらに今まで探していた直木賞「佃島ふたり書房」の著者出久根達郎さんが勤めていた古本屋も現在のライフ・魚仁近辺で見つけました。
地域資料室の
佃・月島コーナー
この棚には佃月島の歴史が詰まっていました。「月島発展史」「佃島物語」など市販されていない資料もたくさんあり、まさに「知の宝庫」となっています。
ぜひ皆さん一度足をお運びください。

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